にごらない

超雑記

再配達がアルティメットな悪であることを証明するホワイトデー

 出来心だったんです。そろそろ宅配が来るな、とわかっていながら、泊まりで出かけてしまいました。まさか翌日の再配達でこんなことになるなんて。


 あと、家族に高いチョコを買ったことがバレてしまうので黙っとこうかと思ったんですけど、書きます。先に謝る。ごめん。三千円するチョコ、ぜんぶひとりでたべた。ごめん。


 通販会社のフェリシモさんが毎年「幸福のチョコレート」という企画をしてます。世界各国のおいしいチョコレートを買い付けてきて海外に渡れない下々の民に売ってくれます。


 今回わたしが売ってもらったのは、これだ! ドイツからやってきました、ヴォールファート ミルクチョコスティック!!


 別にお菓子作りとかしないのにチョコスプレーの類を買ってきて袋から直接ザーッと流し込んで食べる性癖のあるわたくし。チョコレートはだいたい冷凍庫でガッチガチに固める派。この比類なきまでにチョコをポリポリ嚙みたい人類用の商品を見逃すわけにはまいりません。(と言いながらお高いのでバレンタイン便ではいったんスルーした。売り時を逃さない関西の商売人であるフェリシモさんが「バレンタインチョコのホワイトデー便」という意味不明の、いや優柔不断な人間がリベンジできるチャンスを作ってくださいました)


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来た!


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箱を開けた! 開けた! 開けた……お、おい、右端、大丈夫か? 息してる?


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息してない(わたしが)


 なんということでしょう……。実は冒頭に書いた通り、お届け予定日近辺ではからずも泊まりに出てたのです。いつもの赤帽さんなら宅配ボックスに入れてくれるので、この厳寒期にチョコが溶けるようなことはないのですが、帰宅後のわたしを待っていたのは「依頼主 赤帽」という郵便局による前日に入れられた謎の不在連絡票と、「宅配ボックスみつけちゃった! 入れて帰るね☆」という、同じく郵便局によって当日に入れられた不在連絡票。あーっこんなときに限っていつもの赤帽さんじゃなく、赤帽物流センターから日本郵便へ依頼され、しかもうちの宅配ボックスの場所がわからない配達員さんに当たってしまった……! 一晩ぬくい郵便局で暖をとってきてしまった……。


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くるってなってる。くるくるって。なぜ巻く。これ熱風が当たるレベルの場所で保管されないとこうまでくるくるっとはしないのではないか。くるってる(わたしが)


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最初に黒い疑念を抱かせた右端、開けたらこう。完全に固まり。


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ひっくり返してドン! 芸術的な模様ができてるゾ! (ファットブルームです)


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チョコレートバーだと思ってそのまま食べることにした。うめえ


なんかこの14,000円くらいする今年度イチの飛び道具チョコに見た目が似てる気がしなくもないので実質11,000円もうけたのでは?


 よーしわかった。もうけた11,000円で来年はクール便を依頼したい。フェリシモさん、冬の北海道はアイスの売り上げが全国一になる、日本一屋内がぬくい土地です。真冬の地下鉄車内にチョコジャンボモナカの道民向け広告が貼られるくらいぬくいです。来年度はクール便選択オプション実装を、伏してお願い申しあげます。


調べたら地下鉄車内で見た広告どころじゃない巨大展開してたらしい。関ジャニ∞さんの札幌ドーム公演前だったからか。そしてチョコモナカジャンボだ。チョコジャンボモナカじゃない。


もう、本当、酒やめたい。大学行くはずだったけど、頭痛くて全部パアだよ。
座椅子に座ったらもう動けない。ヒルナンデス見てたんだ。RIKAKOってホント胡散臭いよな。そしたら母親がフジテレビに回した。真中瞳が主演の昼ドラだった。今、名前違うらしいけど、もう覚えらんないよ、そんなモン。
そうして俺は返さなきゃいけない本の存在を思い出す。市の図書館には井上光晴の「黒繩」と「似た女 想う男」で大学にはシオランの「生誕の災厄」っていう具合に。どっちにも行きたくなかった。このまま座椅子にズブズブと沈んで行って、そのまま息を引き取りたい。……
でも、このままだと堕落の極みだったし、二日酔いだって歩けば治るかもしんないよって自分に言い聞かせる。俺の人生なんて既に終ってるけど、何やかんや、そう、何やかんやはやろうや、図書館には行こうよってさ。俺は立ちあがって上着をきて、鞄を持って出かけようとする。そんな時に母親は言うんだ。
「アイスとか買ってくる?」って。
バイトもしてなくて全財産が1000円くらいの俺は、それに乗った。アイスだって母親の奢りじゃないと、まともに買えやしないんだな。「何買う」って聞くと「チョコモナカジャンボ」って母親は言ったんだ。

チョコモナカジャンボでAmazonレビュー文学やってる人がいた。続きはリンク先でどうぞ。