にごらない

超雑記

アンジャッシュ渡部に対する私の気持ちを言語化します

 最近なんでも言語化するのが正義のように思えてきたので、この極めてくだらないお題で一項目書きます。



 これ。これなんですけど。アンジャッシュの渡部建さんと佐々木希さんが結婚しましたね。いま「佐々木希」と書こうとして指が勝手に「佐々木望」と打ったくらい佐々木希さんに関する知識がありません。自分の知らない有名人はひとまずWikipediaに聞いてみる習性を持つんですが、なんだかその気も起きません。


その気が起きないわけ

  • 自分が思っているより渡部さんに興味がない(この項が終了するやつ)
  • 配偶者になられたかたを調べてももう独身の渡部さんは帰ってこない(夢女子の私が納得するやつ)


二通り考えました。……どちらもたいしてピンときません。たぶん、私がフォーカスしたい自身の問題がそこにないからです。そもそもどうして渡部さんがなんとなく好きなのかですよ。


 顔かなー。これは眼鏡絶対主義を掲げていた自分と矛盾するゆえにあまり認めたくなく向き合ってこなかったのですが、ああいう目の小さい感じのへにょっとした顔がどうやら好きっぽいんですよね。


https://twitter.com/horiikenichiro

堀井憲一郎さんとか。ホリイさんは顔が好きだから好きなのではないのですが。

ホリイの調査

ホリイの調査

ホリイの調査に衝撃を受けてひたすら数えたり突撃したりする時期が女子高生の頃にありました。突撃した先はみんな優しかったので高校生という立場をもっと利用すればよかったと今になれば思う。万が一こんなところを読んでいる若い子がいたらためらわずにあちこちへ突撃してください。



www.youtube.com

小沢健二さんとか。Youtubeのコメント欄で「あーこれ未だにシングルのみでどこにも収録されてないんだっけ?」とヤフオクやamazon見たら高騰してるので今夜家族会議します(夫のと自分のでだぶってる)。売上枚数2.7万枚ぶんの2がここに集ったのか……。うえーある光が再録されてる『春にして君を想う』も高騰してる。つまるところごくごく一部の人にしか『ある光』が全然聴かれていないのかもしれないということのようなので、皆さんYoutubeで聴いてください。小沢健二の最高傑作とか到達点とか言われる名曲です。



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元サッカー日本代表の吉原宏太さんは永遠のアイドルです。と掲示してみたところ眼鏡バージョンなこともありあまりこの系統な印象を受けないな……。吉原さんは今コンサドーレ関連のお仕事をなさっているので、札幌ではわりとカジュアルに触れ合う機会があるのですが、吉原さんと一緒に写真が撮れますよーとか言われても固辞するくらいのアイドルです。一緒に写真におさまる資格なんてないしおさまりたいとも思わない。だってその写真を見返そうとすると吉原さんの横にただの中年がうつりこむんでしょ。いらんわ。遠くから吉原さんだけをパシャパシャしたほうがいいわ。ちなみにこの写真は「どこかへ野生動物でも撮りに行くんですか?」という体のカメラで撮った吉原宏太さん。眼鏡付きはレアだと思いますので全然関係ないのにこの記事のサムネとします(詐欺)


 うーん、顔説は決め手に欠けました。では「私とアンジャッシュ」をはじめます。バカ爆走とかを観に行っていた頃の話はちらりとこちらにも書きました。

シアターDでラーメンズ&昔『街』というゲームがあってだな - にごらない


 漫才よりもコント、コントの中でも組み立て重視だったり語用論にもつながりそうなセリフの応酬だったりが好物なので、すれ違いコントで名を馳せたアンジャッシュのことが芸人の中でも一・二を争うレベルで好きだったんです。おそ松さんの脚本・シリーズ構成を担当する松原秀さんがエンタのアンジャッシュの構成もしていたと知ったときは「因果がめぐってきたーーー」と泡を吹いて卒倒しました。ただこういうコントでカッチリ詰めてくるタイプの芸人さんがひな壇で光るのは難しい。大喜利も得意ではなさそうだしすべらない話もない。だから現在のお二人とも独自のポジションを獲得して生き残っている姿をたいへんに言祝ぎたい。


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お笑いブームもひと段落し、アンジャッシュのキャラクターが定まらなかった頃、渡部さんは一度だけ舞台に出ている。札幌に来てくれたので観ました。演劇的なコントを続けてきただけあっていい役者になるかもな、という片鱗を見せていたかと思うのですが、その後なぜか児嶋さんがなりましたね……。スケジュールの面からも、もう舞台には立たないだろうなあ。


 それにしても渡部さんの「説明できないけどなんとなくの好感を持たせる感じ」、すごくないですか? テレビタレント全員が喉から手が出るほどほしい属性ではないだろうか。それが本人の意図した努力の結果なのか、天性のものなのかはわからないのですが、あの謎の「告知芸人」という立場はこの属性なしでは成り立たない。グルメキャラも嫌味にとられがちなところ、「アテンドする」という視座から周囲にメリットを提供するポジションにおさまる。毒にも薬にもならないキャラクターという芸人としてのデメリットを最大に生かした地位へたどり着いたのかもしれません。


下記の記事、結論付近のモテの話はわりとどうでもよくて、実際に渡部さんとやりとりしたエピソードが白眉です。マネージャーを介さず直接FAX番号を教えることでぐっと近寄ってくる姿勢、獲物を仕留めに来てる!

news.mynavi.jp

トークやビジュアルだけでなく、対面時に見せる"物腰の柔らかさと、絶妙な距離感の取り方"にある。

これは私が微塵も持ってない超能力。そうだよな、努力してないわけがないよな。努力しよう。「44歳まで結婚しなかったということは、なんとなく好きなんじゃないかと認識してからの二十年弱の間に渡部さんに特化した努力を続けていれば私にもチャンスがあったのではないか」とかいう夢女子特有の後悔をしている場合ではない。もともとコミュ強の素養があったらしき人だってさらにコミュニケーション能力を上げる努力をするのだ。ぼやぼやしていたら永遠に差が縮まらない。努力しよう。

中島の方は皆に活かして貰ったお陰だけど
渡部の方はバラエティ番組を自分なりに分析して「飯、女、スポーツ」と
人気ジャンルの勉強をした結果だから狙い通りなのだ

http://futalog.com/381072836.htm

ちょうぜつ納得した


 そんなわけで、結局なんだかよくわからなかったんですが、渡部さん、ご結婚おめでとうございます。おそらく芸能生活で二度目にして最大になるであろう「渦中感」を存分に味わってください(一度目は中国のコメディアンにアンジャッシュのコントをパクられたとき)。お幸せに!


(2020年6月10日追記)
 複数不倫でメディア出演自粛の三度目が最大かつ最後になりそう。この記事を読み返して2020年現在は渡部さんに対する感情が無になっていたことに気付きましたし、2017年のこのときはそこそこ好きだったのではないかということもわかりました。結婚されると完全に諦めるのが自分の倫理観なことにも気付けて良かったです。独身に対しては依然として夢女活動を2次元3次元男女問わずがんばりたい。まだ俺は夢女としてやれる……!